Aプログラム ~まさに壮観!華やかでダイナミックな群舞の魅力が堪能できる王道プログラム
さまざまな世代の振付作品で、スペイン舞踊の多彩な魅力を楽しむプログラム。
幕開きを飾る『リトモス』の初演は40年前。優雅で華麗なスペイン舞踊を堪能させてくれる。華やかでダイナミック、まさに壮観!といったスペイン国立バレエ団ならではの群舞の魅力は、ホセ・グラネーロ版の『ボレロ』でも味わえる。スペインらしい力強さ、生命力を感じさせてくれるこの作品は87年初演。この2つの名作の間には、一昨年初演のコンテンポラ リーの要素もある女性ダンサーによる小品と、男 性スペイン舞踊の名作『サパテアード』が踊られる。そして『グリート』(97年)では、フラメンコのエッセンスも満喫できることだろう。
ボレロ
グリート
リトモス
Bプログラム ~フラメンコからスペイン舞踊まで、世界最高峰の真髄が目白押しの贅沢ラインナップ!
スペインといえばフラメンコ、でもスペイン舞踊の魅力はなにもフラメンコだけじゃない。ロマンチックバレエとも関係の深いスペインの古典舞踊、エスクエラ・ボレーラへのオマージュ『インボカシオン・ボレーラ』に始まり、ルベン・オルモ芸術監督の繊細なソロ『ハウレーニャ』、前監督アントニオ・ナハーロの振付による帽子やマント、カスタネットも使った“ザ・スペイン舞踊”的な『イベリア賛歌』、そして現代フラメンコ舞踊の礎を築いたマリオ・マジャへのトリビュートである華やかで楽しい『フラメンコ組曲』。いずれも古典に、先人に学び、インスパイアされて新しい地平を開いていく作品。スペイン舞踊の多彩さにあなたも魅了されることだろう。
フラメンコ組曲
イベリア賛歌
インボカシオン・ボレーラ
(志風恭子 フラメンコ・ジャーナリスト)
公演スケジュール
11月20日(水)19:00開演 Aプログラム
11月21日(木)15:00開演 Aプログラム
11月21日(木)18:30開演 Aプログラム
11月23日(土祝)13:00開演 Bプログラム
11月23日(土祝)16:30開演 Bプログラム
11月24日(日)13:00開演 Bプログラム
会 場:東京文化会館 大ホール